大統領の料理人 /2012 フランス
Story
フランス大統領官邸(エリゼ宮殿)史上初の女性料理人として従事した ダニエル デルプシュをモデルとした伝記的映画。
片田舎に住むオルタンス ラボリは、ある日突然、フランス大統領の専属料理人に抜擢される。素朴な家庭料理を欲する大統領にジョエル ロブションが彼女を推薦したのだ。(彼女はロブションに名刺を渡したことがある程度の関係、人生何があるか分からない!)
女性初の大統領官邸料理人ということで周囲の男性料理人に邪魔や嫉妬をされながらも、
伝統的なレシピ、季節と情景を感じる料理で大統領の心をつかんでいくオルタンス。
しかしながら、彼女味方であった給仕長の異動や、大統領の健康管理、経費の面から思うように料理が作れなくなった彼女は心を痛み、宮殿を去っていく。
感想
信頼のおける人が作った野菜を調理したり、最高のトリュフを求め自ら赴くところ、
大統領との会話に出てきた本を探し出し、話の中の料理を再現するなど、
自らの信念に基づき、料理を続けるオルタンスは素敵。
哀しいのは後半、
上司の異動、本来の仕事の本質・エンドユーザーの要望とは異なる仕様、原価低減、同僚の嫉妬、、、と現実を思い起こさせる変化の数々。
そして現実と重ねると、大統領の満足させながらも健康的な料理は作るなど、折り合いつけれなかったのか?なーんて思ってしまいますが、、
自分の仕事への誇りと考えを貫いたオルタンスに、感銘と羨望を感じます。
オルタンスを演じるカトリーヌ フロが素敵。女性のたくましさと優しさを感じます。
きっとご自身も女優に対しプライド持っている方なんだろうなと。
私もあんな風に自分の仕事に誇りを持って歳を重ねたいと思う。
ところで。。。
映画とは関係ないのですが、、
感想どう書けば良いか悩みモジモジしてた下書きたちを
とりあえずアップすることにしました。
この土日、ぶっ続けで映画観ていたわけではないのであしからず。